福岡ひびき信用金庫

金融機関コード 1903

HIBISHIN 100th Anniversary
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理事長挨拶

みなさまへのご挨拶

理事長 井倉 眞

この度福岡ひびき信用金庫7代目理事長に就任しました井倉眞(いのくらまこと)です。

まずは新型コロナウイルス感染症で影響を受けている皆様、また「令和2年7月豪雨」で被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。重ねて、新型コロナウイルス感染症に最前線で戦われている医療従事者の皆様を始め、みんなが安心して毎日を暮らせるように尽力頂いている皆様に心から感謝申し上げます。

理事長就任にあたりまして、ご挨拶申し上げます。

新型コロナウイルス感染症拡大前までの世界経済は「新冷戦」とも言われ始めた米中の貿易摩擦やポピュリズム、資源問題などによる地政学リスクを抱えながらも、総じて緩やかな回復傾向を見せていました。わが国経済においても、海外経済の減速や相次ぐ自然災害の影響を受けながらも大企業を中心に緩やかな回復基調を保っていました。しかし、2019年10月の消費税増税や人口減少、消費の低迷などの影響により、我々の主取引先である中小零細企業におかれましては実感に乏しい景気回復であったと思います。

その後の新型コロナウイルス感染症の拡大により、ご承知の様に世界経済は大きなダメージを受けており、日本経済も緊急事態宣言発令に伴う経済の低迷など大きな影響を受けています。行政の多岐に亘る施策や事業者の努力により何とか踏みとどまってはいるものの、経済活動の再開に伴い新型コロナウイルスの感染も再拡大し、事業や生活にも制約がある中、ウィズコロナと言われる感染拡大防止と経済活動の両立という難しい命題が我々に課せられているところです。

このような状況の中、今年度当金庫は現中期経営計画「“Change Challenge Create ~100年金庫に向けて~”」の最終年度を迎えています。我々が掲げるミッション「地域の人々の心と生活(くらし)を豊かにする」実現に向け、更にアクセルを踏込み取組んで参ります。

来年度からは新中期経営計画が始まり、その最終年度の令和6年1月15日に当金庫は創立100周年を迎えます。従来から続く厳しい収益環境に加えて、新型コロナウイルス感染症拡大や相次ぐ自然災害などへの対応も求められ、これまでのやり方を踏襲するだけではその流れに取り残されてしまいます。想定されるあらゆる事態に常に備え(Be Prepared)、これまで培ってきたものを土台として無くすべきものは無くし、何か新しいものを(Something New)取り入れることで、金庫の経営基盤をより強固なものにしていきたいと考えています。

まずは、厳しい収益環境の中でも安定した経営を行えるよう、財務の健全化はもとより店舗効率化や業務効率化による収益力の強化に取組んで参ります。その上で、地域の経済を守るための迅速な金融支援、ウィズコロナ・アフターコロナを見据えた顧客支援の確立、フィデューシャリー・デューティーに基づくお客様のライフステージに合った金融商品の提供と資産形成への貢献や地域の諸課題解決のためSDGs推進に力を入れて行きます。

更に、地域の経済状況や特性、風土、歴史についての見識を深め、職員それぞれが自分で考え、行動できる環境を整えることで、お客様へ一層高いレベルでサービスをご提供出来る様、組織作りと人材育成、適材適所の人員配置を実現したいと考えています。

当金庫で働く役職員がそれぞれの置かれた環境の中で、常に最善を考え、職員相互に支え合い、失敗を恐れず常に新しい何かに挑戦し、自分を輝かせることが出来る。そして、役職員もご家族のみなさんもいつまでも安心して働き、地域で生活することが出来る魅力ある信用金庫を創っていく所存です。

末尾になりますが、これまでの皆様からのひとかたならぬ厚情に感謝申し上げますと共に、今後とも私ども福岡ひびき信用金庫にご支援、ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

令和2年7月

理事長 井倉 眞

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